AED-2100|遠隔監視機能付き、日本製AEDの魅力8選。

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AED-2100写真

AED-2100は、唯一の日本製のAEDメーカー、日本光電のAEDです。

購入すると、無償で遠隔監視システムが利用できるところが他社製品との大きな差別化ポイントです。成人小児切替えスイッチ付きでプリコネクト式であるなど、マイナス点のないバランスの良いAEDだと思います。

「AED-2100」について詳しく説明します

当記事では、日本光電製のAED-2100という機種を知り、自分にピッタリなAEDかどうかを判断するのに活用して頂けたらと思います。

目次

  1. 日本製
  2. 遠隔監視システム「AEDリンケージ」
  3. 手触り
  4. グッドデザイン賞受賞
  5. 蓋を開けたらすぐになる動作音
  6. バイリンガル対応可能
  7. 小児切替え(パッドを貼った後でも切り替えられる)
  8. パッドの使用期限管理

1. 日本製

現在日本では7社のメーカーのAEDが販売されていますが、その中で日本で製造しているのは日本光電工業だけです。

海外の会社を買収して日本法人で販売している会社もあったり、日本で有名な医療機器メーカーが販売していたりするので、その機種は日本製だと勘違いしているお客さんもたまにいますが、日本製は日本光電製品だけです。

日本光電も、昔はアメリカのカルディアックサイエンス社の製品を輸入して販売していましたので、日本光電の全ての機種が日本製というわけではありませんが、AED-2100は日本製です。群馬県の富岡にある工場で生産されています。

日本光電は、新しい製品を5年程度のスパンでリリースしてきています。AEDの保証期間が5年間なので、買い換え時期に新しいより高性能のAEDに買い替えられることが、日本光電の魅力の一つだと思います。

一方で10年たっても新しいAEDがリリースされていないメーカーもありますので、製品の新陳代謝のスピードは日本光電の魅力だと思います。

日本に根付いているだけあって、日本のユーザーのニーズに応じた開発をしているよう感じますし、後述するAEDリンケージのような遠隔監視システムを開発し、「AEDの電極パッドやバッテリー交換などの管理が十分になされていない。」、という問題に対処してきた歴史もあります。日本は人件費が高い事もあり、どうしても日本光電製品は割高感がありますが、それだけの価値のある製品を開発していると思いますし、日本人としては、応援したいメーカーです。

2. 遠隔監視システム「AEDリンケージ(AED Linkage)」

AED-2100の目玉機能は、やはり「AEDリンケージ(AED Linkage)」です。AEDの状態や、電極パッドの期限、バッテリーの残量等を3G回線を使って飛ばし、遠隔で確認できるという仕組みです。この仕組みが無料で提供されています。

同様の仕組みを有料で提供している販売店も有り、有料にする価値の十分ある仕組みだと思われるので、これを無償提供しているのは素晴らしい事だと思います。

aedlinkage AEDリンケージ

この仕組みを通して確認できるのは、AEDを設置した先が「日常点検」として毎日実施する必要がある内容です。

  1. AEDのインジケーターを確認し、エラーが出ていないか確認する。
  2. 電極パッドの期限が残っているか確認し、期限が切れる前に交換する。
  3. バッテリーの残量が残っているか確認し、残量不足になる前に交換する。

この内容の確認ができるよう、本体のエラー、電極パッドの期限、電池残量に問題がないかどうかを、メールで知らせてくれます。

さらにWEBブラウザで確認できる専用の管理画面も用意されているので、そこにログインして状況を確認する事ができます。

たくさんのAEDを設置している場合は、それらの状況をその画面でまとめて確認出来ます。メールについては、毎日受け取る設定もできますし、異常があった時にだけ飛ばす、という設定もできますので便利です。

情報の伝達は、AEDに付属しているスマホではない携帯電話くらいの大きさの端末により実現されます。この端末がAEDとやりとりし、3G回線を通してデータを飛ばします。その情報が管理画面に反映されたり、メールとして通知をしてくれます。

筆者注記1:リンケージの魅力
AEDリンケージの魅力は上記に書いた日常的な点検のサポートにあります。
リンケージがあっても実際のAEDを確認する事は重要になりますが、集会所や公民館に設置しているような自治会、町内会など、設置場所が離れていて、すぐに確認できない場合や複数台を購入した企業が本社で一括管理する場合などに有効的です。

3. 手触り

さすが日本製だ、と思わされる細かい気遣いの一つが手触りです。

ショックボタンが周囲とは触った感じが全く違うようになっていて、目で見なくても、触っただけでボタンの位置が分かります。

AEDを使用するときはパニック状態の可能性が高いですから、その時にしっかりボタンを見つけられる情報として、手触りを変えるのは良い事だと感じます。

また、救急隊などAEDを使う機会が多い方にとっては、「手触りが違うので見ないでも使える」、という意味で大きなメリットになるかもしれません。

小さな事ですが、色んな事を考え抜いて開発されたAEDであることが良くわかる特徴です。

筆者注記2:電気ショックのボタンを押す前は?
AEDが電気ショックの必要があると判断した場合は、「離れて下さい」と言う音声ガイダンスが流れます。実際に電気ショックのボタンを押す人も、傷病者の体に触れないように目線は傷病者に向く事が多いですから、触っただけでボタンだと分かるのは非常に良いと思います。

4. グッドデザイン賞受賞

AED-2100は、グッドデザイン賞を受賞しています。どういう点が評価されているのは詳しい事は分からないのですが、丸くて親しみのある見た目はなかなか良いと個人的には感じています。またオレンジ色という色も、目立つ色の中ではマイルドで、場に馴染みやすい色だと感じます。

他のAEDと違うデザイン上の特徴として、自立するという点があげられます。AED 2100は底が平らになっていて、縦側に立てる事ができます。

もちろん、倒して置く事もできます。一般的なAEDは、収納ケースに入れる場合は収納ケースの壁に寄り掛かる形になるのでたてて置くことができますが、そうでなければ立ちません。

収納ケース以外の所に置こうとすると、幅の広い面を下にして置く事になるので意外にスペースをとります。そのため、置く場所に困る事があるのです。

これが、AED-2100のように自立型だと必要なスペースが小さくなり、置き場を確保しやすい、というメリットがでてきます。例えば、狭いカウンターにも置けるとか、この隙間スペースに入れられるなど、置き場の選択肢が広がるのです。

このように、AED2100は親しみやすく、省スペースなグッドデザインなAEDだと認識しています。

5. 蓋を開けたらすぐになる動作音

AED-2100は、蓋をあけると電源が入るタイプのAEDですが、蓋をあけるとすぐに、1分間に110回のリズムで動作音が流れます。

何のための音なのか不思議に思うかもしれませんが、これは、胸骨圧迫のリズムを教えてくれる音です。

心停止の救命時はAEDの使用が必要ですが、同時に、適切な胸骨圧迫が絶え間なく行われている必要があります。

AEDの電源を入れ、電極パッドをはり、電気ショックを行うまでにも、慣れない人が行えば何分かかかる場合があると思いますが、その間も、胸骨圧迫が継続的に行われている必要があります。

AED-2100は、蓋をあけたときから胸骨圧迫のリズムで音がなるので、それに合わせて適切なスピードで胸骨圧迫が行えます。

胸骨圧迫は遅すぎても速すぎても良くないですが、AEDを使用するのが一般市民である事を考えると、正確なリズムで行うのは非常に難しいと思われます。そこでAED-2100が発する正しいリズムが役に立つのです。

筆者注記3:小さなこだわりが救命率を上げる
フタを開けた場合にリズム音がなるこの特徴は小さな事かもしれませんが、救命時の状況を熟考した上で実装された優れた機能かと感じています。

6. バイリンガル対応可能

AED-2100は、購入時にバイリンガル仕様にする事ができます。※メーカーの技術者にやってもらう必要がありますし、別途料金がかかります。

バイリンガルの仕様にできるAEDは現状少数派なので、AED-2100の特徴の一つと考えています。

AED-2100のバイリンガル仕様は、日本語、英語、日本語、英語、というような形でアナウンスを日本語と英語で行う仕様となっています。

これは、どちらかの言語だけにしてしまうと、英語しか出来ない人、日本語しかできない人は、その人たちが何をやっているのか分からず適切なサポートができなかったり、AEDの指示で救命の為に行っている行為を不適切な行為だと捉えて問題になる事を防ぐ為だと思われます。

日本では東京オリンピックをひかえ、海外の人も使用できるAEDの設置のニーズは高まっていくと思われます。海外の方が泊まる可能性のあるホテル等をやられている方は、バイリンガル対応のAEDを選択されるとPRポイントとなるかもしれません。

AEDは設置しても使われないと意味が無いので、海外の人にも使えるバイリンガル仕様に出来る事は、大きなメリットだと思います。

余談ですが、私はバイリンガルAEDというと、切替えスイッチで言語が変わるような仕様を想定していました。今後日本語と英語を繰り返すようなタイプではなく、選択スイッチで言語を切り替えられるようなモデルも出てくるだろうと考えています。

また英語だけではなく、スピーカー人口の多い中国語や、スペイン語等の言語対応のモデルもでてくるのではないかと思います。

7. 小児切替え(パッドを貼った後でも切り替えられる)

AED-2100は同じパッドで成人にも小児にも使用できる両用電極パッドを採用したモデルです。

この切替えスイッチにもメーカー毎の考え方があり、それぞれ違ったコンセプトで実装されているのですが、AED-2100は、電気ショックを打つ直前まで切替えスイッチを切り替える事ができます。

機種によっては、電極パッドを貼る前までなら変えられるが、その後は変えられない、など切替えできるタイミングを制約しているものもあります。

これについては、ギリギリまで変えられた方が便利だ、という考えかたと、ギリギリでもし間違って変えてしまったら大変だ、という考え方があり、どちらが正しいか決めづらい問題だと思いますが、ギリギリまで変更ができる、という所は、最後の最後までミスを修正できる可能性があるという点では素晴らしいメリットであると感じます。

また、機種によっては、設定間違いを起こさないように切替えスイッチ固めにし、その上にセーフティーガードをかぶせ、誤って切り替わらないようにしているものもあります。それと比較してAED2100はスイッチは軽く動かしやすい特徴があります。

セーフティーガード付きAED
CU-SP1と言う機種は成人・小児の切り替えスイッチの上にセーフティーガードが付いています。詳しくは、当ブログの別記事『CU-SP1|機能と価格のバランスに優れたAEDの特徴11選』の「1-6. 成人・小児モード切替(セーフティーガード付)」をご確認下さい。

8. パッドの使用期限管理

AED2100もプリコネクト式で、電極パッドの使用期限を読み取って使用期限が来るのを感知する仕組みになっています。

この期限を読み取る仕組みも各社様々ですが、AED2100は、コネクターに何点かの穴をあけており、その穴の数や位置によって使用期限を特定する方式になっています。※特許出願中のようです。

他のAEDではICチップに期限を記録させているようなものもありますが、日本光電のこの仕組みは、物理的な穴による管理なので、衝撃とか、磁力とか、様々な外部刺激に左右されずらい特徴があると考えられます。

パッドの期限管理にも、信頼性の高い方法を採用していると認識しています。

筆者注記4:期限が来たらアラームがなります。
電極パッドの期限がきた場合に、この期限管理によりアラームがなり、インジケーター部分が赤に変わるだけでなく、音によってお知らせします。

その他

AED-2100は、新しいAEDに採用されている以下の特徴も備えています。

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